日々の記録 過去ログリストへ戻る

錦鯉飼育日記 日々の記録 2021年10月1日-2021年12月31日 (since 2003.1.31)




2021.12.28
(火)

今年も終わりが近づいてきました。

そんな中、寒波がやってきて、昨日は雪が積もりました。日曜日の夜からどんどんと降ってきて、これはヤバイかもと思ったのですが、朝起きたら予想ほどには雪がありませんでした。でも、溶けた雪がカチカチに凍結して道路が滑る滑る。こういう時は4WDの車がうらやましくなりますね。



野外池もすっかり雪化粧です。鯉たちもまったく水面に浮かんできませんでした。少しでも暖かいところでじっとするという、本能ってうまく出来ています。



雪が覆いかぶさってしまったビワのつぼみです。冷たすぎて落花してしまうかもしれません。ビワって秋から冬に花が咲くのが面白いところですね。実の形も愛嬌があるし。

昔、美味しんぼで、海原雄山がお茶席でビワの実を出されて、どのように扱うかという話がかったような~。もう記憶があいまいですが。美味しんぼも70巻ぐらいまでは読んだと思うんですが、その後は、もうずいぶんと読んでいないな~という感じです。

ここ数年、読んだ・読んでいる漫画というと、約束のネバーランド、鬼滅の刃、呪術廻戦、ワンピースという感じで、(子どもたちのを借りて読んでいるというのもありますが)ジャンプばっかりとなっています。自分的にはハンターハンターの連載再開を待っているのですが、たぶん、もう難しいかな~とも思っています。これもジャンプですね。

話は変わりますが、今年の大河ドラマ「青天を衝け」はひじょうに気に入っていてとても楽しく見れました。ここ何年も、幕末から第二次世界大戦までの話をよく読んでいるので、「青天を衝け」はその時期の経済面の話も多く興味深かったです。今、ちょうど司馬遼太郎の「翔ぶが如く」を読んでいるところなので、まだしばらくは明治時代を楽しめそうです。

2021.12.7
(火)

すっかり冬となりました。寒いのは寒いのですが、井戸水を注水しているためか池の鯉たちはよく泳いでいます。そのため、まだ餌は切らずに朝に一回、普通よりは少なめの量をあげています。水がよく澄んでいるので鯉たちの姿が綺麗です。

二回前の日記にも書きましたが、今年、大切に育てているヨーロッパヌマガメの子ガメたちも一回り大きくなって力強さが増してきました。たた、相変わらず100均のカメのエサにはほぼ反応しません。今日、試しに乾燥赤虫の粉を振りかけた100均のカメの餌をあげてみたところ、餌を追いかける仕草を見せていたので、振りかけ作戦ならうまくいくかもしれないな~と手ごたえを感じているところです。


話は全く変わって、動物取扱主任者の登録のことなのですが、新たに必要となった条件”資格(専門性を有する社団法人等の試験に合格している”を満たすために、先週11月28日(日)、 愛玩動物飼養管理士2級の試験を受けてきました。 これは公益社団法人 日本愛玩動物協会の愛玩動物飼養管理士 通信教育カリキュラムの最終関門にあたります。

試験対策しては、寝る前にテキストの本を読むことと、出勤時のお昼休みに提出課題の復習をするので精一杯でした。実際に試験を受けてみると、10問ぐらい自信のない問題があったのと、すべて問題を解き終えたのが終了二分前という状態でした。まだまだ勉強不足でした。

今週、合格発表があったのですが、結果としては合格でした。やったーよかった~。新たな条件クリアです。
しかし、今回二級でなくて一級の試験だったら確実に落ちてたと思います。

次に一級を受けるかどうかはまだ決めてないのですが、細かいところまでしっかり覚えておかないと(内容がすらすら思い出せるようにも大切)、合格は難しそうです。

試験を受けに来ていた人で、私ぐらいの完全なおじさんは見かけず、けっこう若い人が多かったので、それはショックでした。

試験当日は名古屋まで出かけたので、せっかくということで、帰りにライブハウスに寄ってきました。コロナもあるので、少々悩んだのですが、感染者数がほぼいない状態だったので、まあいいだろうと自己解釈です。

Concerto Moon(コンチェルト ムーン)という様式美 HR/HMバンドを見てきたのですが(結成25年ぐらいのバンド)、数年前に加入したボーカルが若く爽やかな青年って感じの方なので、バンドの勢いまでとても若く感じられました。トーク中も丁寧なしゃべり方で、とても好感がもてます。演奏はテクニシャンぞろいで安心して聴いていられますしね。

自分が聴くもっとも古いバンドがDeep Purple(ディープ・パープル )なのと、そもそも様式美というジャンルはそこから出来てきていますし、Concerto Moonも自分にとって聴きやすい曲ばかりです。

二年ぶりのライブハウスでしたが、コロナ対策として、入場時の検温、アルコール消毒、観客はマスク着用、おしゃべり禁止となっていました。収容人数も少なくしてありました。

(おしゃべり禁止といっても実際はしゃべったり、声援を送ったりしているのかとおもったのですが、)ベテランバンドだけに、観客の年齢層も高めということもあって、ほんとうに誰もしゃべっていなくて、大人の世界って感じでした。拍手しかできないので、クラシックのコンサートのようで、生演奏を堪能できたともいえます。曲をしっかり聴かせてもらえました。

今回、日本のバンドのツアーでは珍しく、前座の若手バンドがいました。 ALICETOPIA(アリストピア)というバンドで、今回初めて知りました。様式美のバンドではありません。メロディーラインがとても聴きやすい(口ずさみやすい)曲が多かったです。初めて曲を聴く人でも盛り上がりやすいタイプ。メロディーにベテランHMバンド 陰陽座(おんみょうざ)っぽいところがあったので、帰宅後、ネット上でインタビューを読んだら、ボーカルの方の好きなバンドに陰陽座が入っていたのでなるほどな~と思いました。ちなみに私も陰陽座は大好きです。演奏力もかなり高いバンドでした。

こちらのバンドの女性ボーカルの方も、若いのにトークがとても丁寧です(名古屋なので、初めて食べた天むすのおいしさについて話してくれていました)。私は自分が若い時からオラオラ系はちょっと苦手なので、丁寧な方の方が好感度が高いのです。

良いバンドでしたので、自宅で聴くように物販でCDを買ったらサインをしてくれました。ありがとう。名古屋で演奏をしたのは初めてとのことでしたが、また見てみたいので、いつか名古屋に戻ってきてほしいな~と思います。ケンカせず長く続いてほしいな。

久しぶりの生演奏はCDやサブスクで聴くのとは全く違うよさがあるので楽しかったです。


2021.11.19
(金)

今日の夕方は月食が楽しめました。部分食とはいえ、ほぼ皆既月食と同じで極小だけ残った光がとても綺麗でした。ほんの少しだけ光が残っているだけだったので、あと一押しすれば皆既月食じゃんと思うんですが、計算通りそれ以上進まないので、宇宙ってなんて正確に動いているんだと感心するばかりでした。宇宙システムってだれが考えたんだろうと思いますよね。自然にできたにせよ、フロッピーディスクの上を磁石でなぞったら、パックマンのゲームが完成したような驚きです。

さて、秋も深まり、朝夕がぐっと冷えてくるようになりましたね。でも昼間は意外なほど暖かいです。暖房もほとんど使わずに過ごせています。今、灯油が1L当たり100円するので、暖かいのは助かります。10月中頃のビックリな寒さが嘘のようです。

このところどこにも出かけてないので分からないのですが、今年は寒暖の差がしっかりあるので紅葉が美しいかもしれませんね。自宅のブルーベリーの紅葉も綺麗に彩っています。

ブルーベリー 紅葉 2021
ブルーベリー 紅葉 Nikon COOLPIX P5000

全体が真っ赤に紅葉しているんですが、グラデーションのあるところを撮影してみました。ブルーべりーは食べてよし、眺めてよしです。冬の枯れ木状態だけは見た目に庭がさみしくなるので、そこは横に植えてあるレモンの木の緑でカバーしてもらっています。

そうそう、昼間が暖かいため、池の鯉たちも元気よく泳いでいて、餌は少し減らしつつもほぼ普通にあげています。この感じだと12月までは餌やりが続きそうです。予備に買ってあった餌まで使い始めたので、それが終わるころに餌切りになるとちょうど良いな~と思います。そんなにうまくはいかないか。


話はまったく変わって、このところハマっているのが中華イヤホンです。価格が安いのに十分な音質と品質で、いろんな出音の製品(高音が強いタイプとか、低音がズンドコ鳴るタイプとか)があって実に楽しいのです。

その日の気分に合わせてイヤホンを交換すれば、いつも聞いている同じ曲でも違った雰囲気で楽しめるんです。イヤホンのデザインもいろいろで見た目にも楽しいですしね。ヘッドフォンならまだ取っ替え引っ替え出来ますが、スピーカーだと一般的な家ではもう無理ですから、イヤホンが一番のお手軽方法と言えるでしょう。

出音の変更ならイコライザーで音質を調整すればいいのかもしれませんが、なかなかどうしてめんどくさいし、その製品(イヤホンなりヘッドホンなり)が苦手とする音域はイコライザーで調整してもいい感じで出ません。

自分が好きなのは、1DDと言われるダイアフラム振動板一個で鳴らすタイプのイヤホンです。複数の振動板(DDとかBAとか)を組み合わせたタイプのイヤホンに比べれば、1DDは音の分離とか解像感で劣りますが、音が塊になって押し寄せてくる感じがして大好きです。コンサートホールでなくて、ライブハウスで聴く音楽の楽しさです。

自分は1000円~3000円クラスの物しか購入していないんですが、たぶん、一番使っているのがTRN製 MT1というイヤホンです。中国の国際通販サイトAliexpress(アリエクスプレス)で最初一個700円程度で買いました。MT1が気に入ってしまい、アリのセールのときに二個セット800円で販売されていたものを追加購入してしまったので、全部で3セットになりました。結果として全色コンプリートしてしまいました。

イヤホン本体に、ケーブル、イヤーピースが3ペア(S,M,L)付いての価格ですから(送料も込み)、ほんと激安です。自分が持っているイヤホンの中でも一番安いクラスです。

価格での注意点といえば、中華イヤホンの場合、Aliexpress(アリエクスプレス)でもなくても日本のAMAZON(アマゾン)で同じものが多く販売されていて、タイムセールとかクーポン割引とかでアマゾンの方がアリエクスプレスより安かったりします。購入時にはアマゾンのチェックも欠かせません。

TRN MT1 パッケージ
TRN MT1パッケージ

TRN MT1の面白いところは、聴き始めはボーカルが前面に出すぎて低音がスカスカのように感じられます。そのまま何分か聴いていると耳が慣れてきて、埋もれていた低音も感じられるようになってきます。いい感じのバランスで整ってくるのです。低音の主張が強くないので長時間聴いていても疲れません。1DDですが解像感も高く感じる音作りです。

低音が感じられるようになるといっても、そもそも低音ズンドコズンドコのようなイヤホンではないので、低音こそ命という人には絶対に向いていないと思います。低音が好きな方にはCCZ製 Coffee Bean とう素敵なイヤホンがありますよ。私も持っています。

イヤホンのチューニングの妙か、ダイアフラム振動板の特性か、ボーカルがとても艶やかに聴こえるのと、聴き疲れしないためか、ついついMT1を手に取ってしまうんですよね。私が所有しているイヤホンの中で比べても、決してMT1が最高の1DDイヤホンでないことは確かなのですが、忘れられない魅力があるのも事実なんですね。

なので、低価格帯の中のさらに低価格から選ぶのであれば、MT1をおススメしますが、低価格帯から選ぶのであればMT1はおススメできません。

現所有の三セットのうち、一セットは付属のケーブルを銀メッキ線の物に交換して、イヤーピースも交換して、本体よりお金をかけてしまっているのですが、アクセサリー的に楽しむというのもいいかな~と思うので、これもアリだろうと勝手になっとくしています。

実際、ケーブルを交換すると音が若干変化します(抵抗値が変化するからかな)。銀メッキ線は高音がきらびやかになる印象です。イヤーピースの交換も音が変化します。イヤーピースはサイズや素材で耳と密着する割合がずいぶんと変わるので、音の変化はケーブルより感じやすいです。

とはいえ、どちらの交換もイヤホンの特性を変えるような変化はしませんので、使い勝手の利便性とかデザインのために変更するものだと思います。私には音の違いをブラインドテストで当てる自信はありません。

TRN MT1 クリア リケーブル
TRN MT1 + 銀メッキ線ケーブル + 低反発ウレタンイヤーピース

MT1に限らずイヤホンを使用して少々気になったことがあります。スマホとかMP3プレヤーに接続しても再生音量を確保できるよう、イヤホンのインピーダンスが低めに作ってある物が多いため、PCにUSB接続してあるDAC内蔵ヘッドフォンアンプにつなぐと、無音時にサーというホワイトノイズが思いのほか聴こえてしまう製品が多いです。くわえて、ヘッドフォンアンプの音量ツマミを少し回すだけでイヤホンが大音量になってしまうという使い勝手の悪さもあります。

こういうものは気にしなければいいんですが、一度気になると気になるものです。私は気になってしまったので、ヘッドフォンアンプとイヤホンの間にアッテネーターという75オームの抵抗を追加しています。抵抗を追加しているので、イヤホンの再生音量が下がって、その分、ヘッドホンアンプの出力をあげられる(音量ツマミをたくさん回せる)という優れものです。結果、無音時のホワイトノイズもぐっと減ります。

75オーム イヤホン アッテネーター
75オームのジャック型 アッテネーター

アッテネーターをつけると音質が変化しますが、1DD型イヤホンではケーブルやイヤーピース交換した時の音質変化ぐらいのもので、ブラインドテストでは判断付かないレベルだと思います。かえって好みの音質になる場合もあるでしょう。上のアッテネーターもAliexpress(アリエクスプレス)で500円ぐらいで購入しました。品質、音質的にも十分満足しています。

中華イヤホンの勢いはすごくて、どんどん新製品が発売になるので低価格品といえ全部を試すのは難しい状況です。私が若かった頃の日本のオーディオメーカーが乱立していたときのパワーそのものです。イヤホン選びも、古い話をすれば、カセットテープ時代、次から次にカセットの新製品が出て、磁性体にもノーマルテープ、クロムテープ、メタルテープとあって、製品ごと材質ごとに音質も違うので、好みのものを探すワクワク感と似ている気がします。

いくつになってもワクワク感というのは楽しいものです。


2021.11.3
(水)

10月半ばから急に寒くなったので、そのまま冬になるのかと思ったら、このところは最高気温が22℃と暖かい日が続いています。昼間、外で作業をしているとTシャツでもいいのではと感じてしまいますね。

池の水温も少し上昇しているのか、鯉たちも元気いっぱいに泳いでいます。秋も深まってきたので鯉たちにボリュームがついて、一年でいちばん見栄えのする状態です。いい歳と思われる仙助系紅白がいるのですが、つややかな厚みのある緋色が鮮やかに色づいて目を引いています。道行く人もほめてくれるのがうれしいですね(私の力でもなんでもないのですが、自分も嬉しい)。

鯉を飼っている家も減ってしまって残念ですが、こんな素晴らしい生き物はそうそういないと自分では思っているので、末永く飼育していきたいと思っています。システム的には、エアリフター式の循環水のバランスが取れているようで(エアリフトの高さを調整しました)、水質も安定しているように思います。

話は亀に移りますが、今年は超久しぶりにヨーロッパヌマガメの子ガメが生まれました。ずいぶん前になりますが、メス亀が我家に来たシーズンに持腹で子ガメが生まれましたが、私が未熟で全滅させてしまいました。ヨーロッパヌマガメの子ガメは親のサイズからすると想像以上に小さく体力がありません。

その後、アダルトサイズの若いオスを合流させたのですが、メスは産卵はするものの受精卵にはならずが続き、オスの能力不足かとおもっていました。そうしたら、今年はほぼすべでが受精卵という嬉しい快挙。これまではオスの成熟不足だったようです。やっとオスが大人に成長したようです。

日頃、飼育しているミナミイシガメ、ニホンイシガメ、クサガメの子ガメは100均の亀の餌を(生まれてヨークサックが吸収されると)バクバク食べだしますが、ヨーロッパヌマガメの子ガメは食べません。亀のエサの臭いに魅かれないようです。外国のカメだから食環境が違うのでしょう。でもミドリガメの子ガメも、カブトニオイガメの子ガメもバクバク食べたので、外国なのは関係ないのかも・・・・。いや、アメリカ大陸と、ヨーロッパの違いか。

乾燥赤虫にはよく反応することが分かったので、いまのところ乾燥赤虫で育てています(冷凍赤虫でも良いと思います)。もっと成長したら、100均の亀の餌に切り替えていくつもりです。

現時点で、子ガメは全数すくすく成長中です(ヒーターで加温中、ヒーターの温度も高いのは好きではないようです)。自分も亀飼育に少々慣れてきたな~と実感しました。しかし、この慣れてきたというのがとても危険で、鯉ではそれで何度か失敗していますから、いつも初心者の気持ちで慎重をもってのぞみたいと思います。


2021.10.19
(月)


10月も半ばを超えました。

二日前から突然寒くなって、それまで昼間は半袖で余裕だったのが嘘のようです。鯉たちと亀たちの動きもいきなり鈍くなりました。こういうのを見ると変温動物だな~と感じます。

更新をお休みしている間に、コロナワクチン(ファイザー製)の二度目も接種しました。一度目はなんともなかったのですが、二度目は接種2時間後に微熱がでてきたので、すぐ解熱剤(カロナール)をのんで寝たら、翌朝には平熱でした。仕事も休まなくてよかったのでめでたしめでたしでした。

ワクチンを接種しての発熱は、病気になって発熱しているわけではないので、体は元気一杯で不思議な感覚でした。来年は完全にコロナから脱却できるといいな~と思います。またライブも行きたいな~。

今年は肉体労働を中心に仕事を回しているので、ここ15年ぐらいの中では一番体が動くような気がします(筋肉がしっかりしてきた感じ)。あらためて体って動かさないといけないんだな~と実感中です。50歳にもなると、同年齢での見た目の差が人それぞれ大きくなってきたのを感じてしまいますしね。

若いころは気が付きませんでしたが、髪の毛があるとかないとか、シミがるとかないとかでなくて、もっと根本的な肉体の差です。これからなるべく若くいるためには努力が必要なんだと気づかされます。個人的にはほどほどな畑作業が一番良いのではと思っているのですが、どうでしょ。近所の趣味で畑をしている人たちは皆さん元気いっぱいです。

そんなことで、ふりかえれば趣味のことはほとんど何もせず、鯉飼育は餌をあげるだけでシーズンが終わってしまいました。しかし、鯉を飼い始めて以来20年、餌やり作業だけに集中した年も珍しく、あらためて餌やりの楽しさと奥深さを味わうことになりました。

餌袋にステンレスのお椀を突っこんで餌を掬い取ります。池の前に足を肩幅に開いて立ち、一呼吸してから、右手で一つかみ分を池に向かって下手投げでふんわりと投げ入れます。数秒後、鯉たちが餌に気づき泳ぎ始めると、もう一つかみ、鯉たちの泳ぐ方向を確認して鯉たちが一か所に集中しないように一投目の投下場所から少しはなれるように投げ入れます。

その後は、個々の鯉たちが餌を食べるのを見ながら、まんべんなく餌がいきわたるように、目当ての鯉の口の前に餌が落ちるように狙いを定めつつも柔らかに投げ入れます。鯉たちの泳ぎに落ち着きがでたのを確認して餌やり終了です。

たったこれだけのことなのですが、鯉たちの健康度もたかく、ボリューム感もよく出ます。しかも、餌やりをしているこちらも妙に楽しいときています。華道、茶道みたいに、鯉も餌やりになになに流というのがあってもよいほどに、餌やりは奥深さがありますよ。
餌やり初段みたいな。

明日の餌やりが楽しみです。



 

    日々の記録 過去ログリストへ戻る