コイパーク総合メニューに戻る

コイパーク流 錦鯉飼育の楽しみ方


私は錦鯉飼育開始後5年ほど池がありませんでしたので(2005年に池を作りました〜)、それまでは水槽で手軽に飼育を楽しんでいました。池を作った後も錦鯉の水槽飼育は続けています。結局のところ、「私は錦鯉の成長を楽しんでいます。」なので、器は、そのときそのときの生活の条件に合わせて変化しても楽しんでいる内容の変化はありません〜。
   



錦鯉飼育の楽しみ方(私はこのような感じです)


以下の文章は池を作る前に書いた文章です〜。当時、下に書いたように、やっぱり池を作っても水槽飼育を続けています。


いま、我が家に池はありません。あるのは、室内に90cmガラス水槽×1、60cmガラス水槽×2、60アクリル水槽×1、外に400LFRP水槽、270LFRP水槽×2があるだけです。段々普通の水槽が増えてしまいました〜。現在、錦鯉用として使用しているのは、90cmガラス水槽、400LFRP水槽、270LFRP水槽×2だけです。後は熱帯魚の肺魚が暮らしている状態です。

ですので 残念ながら大きな鯉は飼えません〜。でもこれはしょうがないですし、池が出来てからの楽しみでよいかな〜と思っています。

主に、当歳(その年に生まれた鯉・生まれて1年たたない鯉)や明け2才(生まれて丸1年を超えた鯉)を購入して30〜40cm程度に育てるのが楽しみとなっています。秋に購入した鯉を次の4月までに40cm以上に育てるのは結構難しいものなのです。なかなか出来ません。出来たらかなりの飼育技術です。私は過密気味に飼うのでそこまで大きくはできません〜。少なめに飼えば飼育も楽ですし、鯉ものびのびしますし、病気もおさえられるので、ほんとは少なく飼う(薄飼)がよいと思います〜。


ありがたいことに、大きくなって(45cm弱)我が家で飼えなくなると、将来性のあるもに限って知人(HANAGOIさん)の池に預かってもらっています。平成16年、HANGOIさんの池が50t弱(濾過層込み)にパワーアップしました。すごい馬力!!。50tあれば鯉がジャンボに体型よく仕上がります。


当歳は当たりはずれが大きく、その多くは良い鯉になりません。特に紅白などは模様が変化しませんので(成長すれば緋の切れ目の白地がでてきて、模様は変わるんですが、突然新しい緋盤がでてくることはないです。)、形質(質)が良く模様も良い(人気の模様の)鯉は当歳(1歳)では、ほぼ市場に出ないと考えて良いと思います。

理由は簡単で、そのような鯉は生産者さんも大きくしてから販売したいからです。そのほうが高く売れますし、また、お客さんに将来をある程度保証して販売することが出来ます。まずは良くなりそうな鯉から残していって、残しきれなかった(施設の問題とか)鯉は売るというのが一般的な生産者さんの方法です。

上記のように、残す鯉の数も限界(野池の大きさによって残せる数が決まる)がありますから、全体の生産レベルの高い生産者では、当歳〜明け2歳でも、本来なら販売されないような、えーマジで〜鯉を販売している所、時があります。ですから、そのようなチャンスに出会ったときには、目の前を素通りしない様に普段から自分の鯉を見る目を鍛えておかなければいけません。だれにもチャンスはあるはずです。



実際問題、私が鯉に求めているのは、日本最高の鯉というわけでなく、「徐々に綺麗になる、長く美しさを保つ鯉」です。これを満たせば満足ですので、これなら当歳、明け2歳でも手に入れることが出来ます。ただ、当歳、明け2歳の全体数からすれば、そうならない鯉の方が多いです。ですから選ぶのだけは真剣ですよ〜。選んでしまえば簡単、後は難しいことをしなくても、普通に育てるだけで、鯉が勝手に綺麗になって行ってくれます。それを見るのはとてもうれしいことですよね〜。

  本当に将来性のある良い鯉(80cmオーバーを念頭に、メスで、育てていくうちに綺麗さを増してくる鯉)をお値打ちに買おうと思ったら、2歳(明け2才の秋の野池揚がり)を購入するのが良いとはわかっているのですが、、、、。残念ながら我が家の水槽には入りません〜。こればっかりは器の大きさの問題なのでしょうがないです〜。

2歳で10万円したとしても(最低そのぐらいはします。)、当歳1万円を10匹買ってしまったら同じ値段ですし、2歳の方が将来よくなる鯉である確率は高いです(なんといっても生産者さんが当歳で販売せずに残した鯉たちですから、、)。ぱっとしない鯉が10匹よりも良い鯉が1匹いるほうが良いというものです。なんと言っても錦鯉は観賞魚ですからね。

ただ、2歳だと最低10万円というイメージはありますが、これは一般的なイメージで、値段で鯉を判断してはいけません。いろいろな事情で手放す鯉もいますから、鯉を見て判断するのが前提です。まず値段ありきで鯉の良し悪しを判断するのでなく、鯉を見てどうしても欲しいのでお店に尋ねたら高くて買えなかった!残念。あるいは、え、それでいいの〜?意外に安くてラッキー!という購入スタイルが本来の姿だと思っています〜。

ただ、我が家の飼育環境で2歳を購入することはできませんので、正直、良い鯉を手に入れる確率は低くなりますが、当歳〜明け2才を中心として飼育を楽しむスタイルをとっています。

飼育を楽しむことが中心であれば、水槽だろうと200t池であろうと、15000t池だろうと、どんな環境でも”成長を楽しむ点”は同じです。上を見たらキリがないわけすが、そうしたいとも思いませんし、私の好きな「徐々に綺麗になる、長く美しさを保つ鯉」であれば、水槽でも十分成長ぶりが楽しめていますので背伸びする必要もありません〜。

とはいえ、私が主に買う当歳、明け2才の中にも、「徐々に綺麗になる、長く美しさを保つ鯉」はちゃんといるわけですが、決して安いわけではないです。そうなる鯉の方が全体数からみれば少ないわけですら、値段もはることもあります。ただ買えないような値段ではありません。誰でもかえる値段だと考えています。一回で楽に買おうと思うと、ちょっと高値かな〜とか、自分には届かないかな〜と思いがちなので、私なんかは鯉貯金をしています。貯金して自分が満足できる鯉を買う。そうすれば、数も増えませんし、満足いく鯉も手にはいり、鯉(数が少ないと鯉は元気)にも自分も満足(成長がより楽しみ)です。

なので、最近は、鯉はポケットマネーでなく少々貯金して買うものだと思っています。

話を戻しますが、水槽飼育は、いつでも鯉を見ることが出来るので(うちでは、ダイニングに水槽が置いてあります)、池では味わえない楽しみ方がそこにはあります。室内に鯉がいるのはとても楽しいです。鯉と自分の距離はガラス1枚分だけの至近距離、いろんなしぐさをしてくれる鯉たちは見ていると飽きることがありません。眺めてボーとしてしまいます。魂を吸い取られてしまいますね〜(笑)。それがアクアリウムの癒しの効果にもなっていると思います。水槽飼育は本当に良いものです。池があるから必要ないと決めつけるには惜しいかな〜と思います。私にとっては、鯉は成長を楽しむものです。ですから、器が違っても楽しむ内容は同じなのですが、その雰囲気が、水槽は室内にあるだけ、より身近に感じられますね。あー楽し。

錦鯉は観賞魚ですので、鑑賞されるのは得意分野!?でしょう。私の場合、出発点は池が無いから故の水槽飼育でしたが、現在ではそのように捉えていません。水槽で飼うことが楽しいのです。水槽に映える鯉を購入してきて一緒に暮らす。楽しすぎます〜。「徐々に綺麗になる、長く美しさを保つ鯉」を入れていますので成長も楽しみですし綺麗ですしね。育て甲斐があります

今後、池を作っても水槽飼育をやめることはないだろうと思います
(これは、自分の中で確信になりつつありますよ
。)
だって、楽しすぎますよ〜。



池も確かに良いです。でも水槽も良いです。なぜ池より手軽な水槽でまず鯉を飼わないのだろう???と、今では反対に不思議に思うぐらいです。鯉は大きくなる印象があるので、気が付かなかっただけ!?なのかもしれませんけけど。昔なら土地もいっぱいあって、池ぐらい簡単に作れたのかもしれませんが、今は家を購入しても駐車場だけでいっぱいいっぱいです。マンション暮らしの人も多いでしょう。鯉は水槽の大きさに体を合わせますから、水槽でも飼いやすい観賞魚なのにね。とりあえず、鯉と水草は楽しめる関係にあると私は気が付いたので楽しんでいます〜。ぜひオススメします。

コイパーク総合メニューに戻る