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錦鯉入門


錦鯉って何を楽しむの?
錦鯉飼育を始めるにあたって気になる点を解説しています。



錦鯉飼育にあたって


○ 錦鯉って何を楽しむの?

錦鯉は観賞魚ですから美しさを楽しみます。

その美しさって何か?、最も基本にあるのは健康美です。健康でない鯉は美しくないですから健康であることが大前提です。健康の次に各個体の持つ要素で美しさのレベルが変ってきます。個体を構成する要素の中でもっとも大切なものが体形です。体形は各要素の土台となりますから、土台がしっかりしていないと他の要素の良さがまったく生きません。体形がよい鯉は(生まれ持った)泳ぎも綺麗な場合が多く、より美しさを際立てさせます。

錦鯉の美しさを決める要素の重要度
重要度 大 健康>体形>ツヤ(肌の良さ)>紅色・墨色など>模様 重要度 小
 
美しい鯉
  それなりの鯉

○ 錦鯉の価値は何できまりますか?

美しさをどれだけ長く保つかで決まります。紅(赤い模様を形成している部分)は各個体ごとのピークをすぎると徐々に退色傾向に向かいますが、15〜20年は紅がのこり、紅が退色した後も体形はピシッとしているものが価値の高い鯉です。つまり、模様がなくなったあとも美しいと感じさせる鯉のことです。

38才で体形の狂いがほとんどありません。

すでに紅は退色してしまい、背中の一部にしか残っていません。しかしながら、残っている紅色は今も明るさを失っていません。素晴らしいですね。立派な鯉です。


○ 錦鯉飼育でもっとも難しいチャレンジはなんですか?

大きく育てて美しさを引き出すことです。目標の大きさは80cm前後です。ボリューム感があって泳ぎにゆったり感のある鯉に育てるには、素質のある鯉を探して長い期間じっくりと育て続けなければなりません。愛好家の中でも自ら飼育して達成している人はずいぶんと少ないです。

美しい鯉は、顔が小顔の三角形(体の幅とバランスのとれる形)で、
胴が長く(見る人に伸びやかを感じさせる)、
鑑賞時の視点が、若干、体の後半にくるタイプです。

○ 錦鯉を水槽で飼うと大きくなりすぎてはみでますか?

あふれませんし、はみ出ません、安心してください。鯉は水槽の大きさに合わせて伸び止まります。ミニ鯉を金魚鉢で飼い始めたら、たとえ将来大きくなる素質を持って生まれていたとしてもずーとミニ鯉のままです。


○ 錦鯉を飼育するのに適したサイズの水槽がどのぐらいですか?

60cm、90cmの水槽でも飼育できますが、鯉が成長してくると少々窮屈な印象を受ける場合があります。30cmを超えても泳ぐスペースに余裕が感じられるには120cm水槽以上がよいです。120cm水槽ですと、ガラス水槽でもアクリル水槽でも入手しやすいですし、価格も(昔にくらべて)ずいぶん購入しやすくなっています。予算と場所が確保できるのであれば120cm水槽がオススメです。

写真のような大型アクリル180cm水槽だと、鯉の飼育も楽々です。


○ 錦鯉は一つの水槽に混泳させることができますか?

鯉は縄張りがありませんので、いろんな品種を一つの水槽に入れて飼育することができます。混泳できます。

続きます。

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