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錦鯉飼育の水質調整剤(添加剤)について



これまでの感想


今まで、これは効いた〜!! というような物に出会ったとはありません。薬ではないので即効性があるワケないんですけどね、、、。水質調整剤が効いているのかどうか分からないうちに濾過槽がきちんとしていれば濾過にバクテリアが住み着いて働いてくれます。しかし、水質調整剤は値段が高いのが多いこと多いこと、ほんとにそんなにコストがかかっているんですか?。そのお金で鯉が買えちゃうよ〜と思ってしまいます。

肝心の効果は、あるのかないのか良く分からない〜!!。たぶん無い気がします。(特にそれぞれのうたい文句の薬効部分。)
わかっていても使いたくなるのが人間の心理!! 私は縁起物気分で使っています。きっと添加剤に頼るより薄飼のほうが何倍も有効なんだろうな〜と思いますし、信実でしょう。

最近話題のEM(乳酸菌が主成分)も水質浄化につながるみたいですので、EM活性液を使い始めました。
(庭の草花には以前より使っています。)

カキ殻粉末は定期的に水に溶いて使っています。名目はミネラル補給ということで、、。これも草花に使えます〜。
(少し添加剤とは違うかも知れませんけど、、。)



EM 活性液


これは、もともと、琉球大学の先生が発案したもので、EMといって、乳酸菌が主体(あと放射線菌とか酵母菌とか)の集合体を休眠状態にさせてボトルに詰めてあるものです。休眠状態なので、それを糖蜜(サトウキビの絞り汁)や、米のとぎ汁などに入れて、菌体を活発な状態にしてから使用します。水質浄化に限った物でなく、畑にまいたり、花壇に使用したり、等いろいろな使用方法があるようです。うちでは去年から花壇用に作っていました。よく花は咲きましたよ。でもハイポネックスでも同じ効果だったかもしれませんが、化学薬品でなく細菌であるところがミソですね。

EMシリーズにはいろいろあってEM-1が一般的です、
EM-1は土壌改良ように開発されていますが、水質改善にも効果があると言われています。
EMには、なぜか熱狂的な人も多いので真意のほどが(個人的には)判りかねるような効果も多いのですが、
そればかりは自分で試してみないとわかりません。
EMも微生物ですし、EM活性液は生菌状態なので早く効果がでるのでは〜と期待しています。
今は発酵させるのを楽しいんでいる状態です。ガスを抜くときのプシューっという音が楽しいです。

EM活性液はは、鯉だけでなく園芸用にも使用できるので、無駄が出ない点もよいところです。



作り方は簡単ですので、チャレンジされてはどうでしょう。
一般的にはEMを100倍(100倍活性液)と10倍(10倍活性液)に増やす方法があります


10倍活性液。

EM-1 150ml、糖蜜150ml、水(置き水してカルキを飛ばした物)1200mlを混ぜて1.5Lのペットボトルで発酵中。
PH3.5以下で出来上がり

100倍活性液。
EM-1 15ml、糖蜜15ml、水(置き水してカルキを飛ばした物)1470mlを混ぜて1.5Lのペットボトルで発酵中。
PH3.5以下で出来上がり

使用量は、環境により違うと思いますが、
水質改善の場合は、水量の5000分の1〜10000分の1で良いみたいです。

10倍活性液も100倍活性液も、使用時の分量は同じです。
(10倍の方が菌の量が多いので、安定して作りやすいらしいですが、100倍でうまく作れればお得ですよね。)

左写真の、右側が100倍活性液、左側が10倍活性液です。

右写真は、発酵が進んで色が変化した様子です。(発酵の時間は温度によって異なります。)
10倍液の黒糖の色が黒から茶色に変化しているのがわかります。

うちが使用しているEM-1の会社のHP サン興産業 


カキ殻粉末


カキ殻の粉末です。いろいろな効果が期待できるらしいです。

90cm程度の水槽ではパラパラと上から入れればすむので便利なのはたしかだと思います。
カキ殻を使わなくて良いぶん濾過槽のスペース節約にもなるし。

私の使用しているのは、白山養鯉場のコメントも載っている
鳥羽カキ殻石灰 しおさい という商品です。中身は、上記のような感じでパウダーではありませんが、十分細かいです。

直接買いに行くとHPにのっているように安いのかもしれませんが(真意は分かりません。)、沢山使いませんし、買いに行くと1日がかりになりますし、t単位だと近場は配達もしてくれるようなのですが(有料の様)、tなんて絶対に使え切れませんので、私自身は、お世話になっている鯉やさん(白山養鯉場)から購入しています。高い鯉は買えませんので、せめてかき殻粉末ぐらいは購入して、ほんのちょっとですがお返しが出来たらと思っています。

カキ殻粉末を水に溶かすと、水がとても良くなる気がします。 水が輝く感じですね。その感じが自分の中ではとても気に入っているのです。麦飯石溶液、リフレシュ粉末等を入れて水が澄む感じとは、また少し違う気がします。

カキ殻粉末は、鯉だけでなく園芸用にも使用できるので、無駄が出ない点もよいところです。

池ならそのまままけばよいと思いますし、水槽の場合、一度水に溶いて上澄みだけをいれるのもよいですね。
お薦めです。


リフレッシュ粉末・固形 日本リフレッシュ


モンモリナイト粘土という変わった名前の粘土が主成分の製品。「軽質多孔性高度珪化珪酸塩白土(優良質2対1型モンモリロナイト粘土)」が正式の鉱物名。

珪酸塩白土は多くのミネラル(金属イオン)が付着したコロイド粒子の集まったもので、不純イオンや不良ガスを吸着して、水や土を強力に浄化する機能があり、生命活動を営む上で必要なミネラルが16種類含まれているそうです。
土の池と同じ、栄養素に恵まれた水質にすることができるというのがうたい文句です。

実際、吸着作用があるようで、粉末の製品を水に溶かすと、一旦濁るがその後、水が澄んできます。

うちでは、ミリオンという製品(同じ鉱物)を園芸用に昔から使用していました。根ぐされや水が腐敗するのを防止する効果があった気がします。鯉にどの程度効果があるのかは分かりませんが、植物には効果があったので、鯉にも効果があるかも知れませんね〜。使用しているから安心という物ではなく、普段のメンテを助けてくれる物だと考えるべきでしょう。

コロイド状態が良い状態を保つのであれば、固形より、粉末の方が使いやすいと思います。固形は交換時期が分りづらいのに比べ、粉末ならいつでも新しい粘土ですからね。



スーパークリーンC イセキ

スーパークリーンCは、主成分は納豆菌らしい。
この前、ニュースで納豆菌が水質浄化に効果があると言っていました。 納豆菌なので即効性はないが、徐々に水が澄んでくる気はします。気がするだけで効果があるかどうかは分かりません〜。完全に水に溶けるので室内水槽には使いやすいです。

どうも納豆菌の作り出すネバネバが浮遊物の凝集に効果を発揮するみたいです。



バイオファクターVL FOK


バイオファクターVLは水質浄化材としてはとても値段が安い(他のが高すぎる!?)。主成分は光合成細菌のようです。水に溶くと上澄みと沈殿物に分かれるので、室内水槽には上澄みだけを入れるようにしています。これも徐々に水が澄んでくる気はします。気がするだけで効果があるかどうかは分かりません。

FOKでも一番売れたヒット商品とかいてあります。


ジーンサイズ 代理店コイモール(三好池)


エロモナス菌を繁殖出来ないようにするための菌です。
ですのでこの菌が増えないと、効果が現れないので即効性は期待できません。

取り合えず購入してみて1年ほど外のFRP水槽に入れました。ここの鯉たちは調子を崩したことはあります
が、穴あきになったことはありません(平成15年春までは、、、)。効能どおりエロモナス菌を繁殖できなくするのであれば、新穴あき病の病原菌体である可能性が高い非定型Aeromonas salmonicida(助川化学株式会社の新穴あき用ワクチン開発欄参照)も繁殖することはできないはずです。新穴あきと普通の穴あきの違いは初期段階で区別するのが難しいですし、新穴あきは普通の方法ではまず治りません。そうおもえば、ジーンサイズを入れておくもの一つの手法であると考えています。

ジーンザイズはエロモナズ菌が繁殖できないようにするための水作り用品なので、すでに感染した鯉(発病はしていない)の発病を抑えられるかどうかは不明です。現状では、感染鯉には効かないような気がしています。 というのも、今年(平成15年)の春は穴あき病を出してしまいました(悲)。病気を持った鯉(感染鯉)を持ち込んだのが原因と思っているのですが、、、(半分確信!)。

生物的排他処理の考え方は好きなのですが、
エロモナス菌が過剰に繁殖する時点で、本来は問題に対する対応策(濾過槽、薄飼等)を考えないといけないのだと思います。業者等で過密に飼育する理由がないならば。
一回の使用量はすくないですが、何となく値段に割高感を感じます。
日本だけ高いのかと思って海外のサイトを調べましたが同じような値段でした。


ポリタック イセキ

医王石から抽出した珪素の結晶・医王石のエキス。医王石軽傷の緋食い改善・穴あき病の防御・新陳代謝の促進にも効果あり墨もよく決まります。が広告のうたい文句となっています。そもそも医王石とは何なんだ!?。ただ実際に墨揚がりは早い気がします。しかし、墨質の悪い鯉の墨質を改善させる効果はない感じですね。残念ながらその他の効果は全くの不明でした〜。効果が不明な製品が多い中、1点だけですが、墨には効果がある気がするのでちょっとは評価したいと思います。

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