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錦鯉飼育の濾材



錦鯉飼育におけるフィルター・濾材に関する私の考え。


濾過槽は、とにかく目詰まりしないのが基本となります。ろ材をたくさんつめれば、能力の高い濾過槽になると思っている方もいるかも知れませんが、そうとはいえません。たくさんつめすぎると、目詰まりしてその部分は水がよけて通ります、そしてその循環しない部分から水が腐敗します。水がよけて通るわけですから、濾過槽の容量も結果として小さくなってしまうわけです。

ろ材はなるべく水通りの良いもの(スカスカな物)を選んで、しかも詰めすぎないのが良い濾過槽になると考えています。鯉やさんも(これは池の場合ですが)、多くの人がろ材を詰めすぎているといっていました。お金もかかって鯉も病気になるという悪循環です。池でも水槽でも、結局はデリケートさが違うだけで同じであろうと考えています。
鯉は糞の量が多めでですので、この部分は特に注意しなければいけない部分でしょう。

私が 初めて水槽飼育を始めたころは、最大時には上部濾過槽内に、ウールマット細め、ウールマット荒め、ゼオライト、カキ殻シェルター、医王石、リフレッシュ固形、マグネットフィルターが入っていました。今考えるとぞっとしますが、当時はこれでそれぞれの効果を発揮してくれて良くなると本気で思っていたものです。

あれから3年、上部濾過槽には、マグネットフィルターを敷きつめた上に、寸法にカットしたビニロックフィルターを
2枚重ねているだけです。それ以外は何も入っていません。継ぎ足したエーハイム外部フィルターにもリングろ材とエーハイム荒めフィルターが1枚入っているだけです。はっきり言って、上部フィルターも、外部フィルターもスカスカ状態です。こんな状態ですので初めは白にごり等しますが、バクテリアが繁殖してくるとバクテリアの凝集効果で水の浮遊物が集められ澄んできます。濾し取るもの(ウールマット等の物理ろ過)がないので、水道水のような透明度とは違いますが、十分澄んでくるとこなれた水という印象に変わります。このような状態になってから、鯉の病気も減りましたし、濾過槽内の管理も楽です。たまに軽く洗うだけです。

いままで、いろいろ試してきて、結局一番シンプルな形になったわけですが、今まで使用したお金は勉強代ということで納得しています。シンプル イズ ベストは濾過槽にもあてはまります。



ドライボール(黒真珠)


熱帯魚などでは結構使われているかもしれません。プラスチックで出来たろ材です。これは、三好池さんの通信販売で購入したもので、そこでは黒真珠という名称になっていました。最大の利点は、ろ材が潰れないというところです。ですので水の通りが悪くなることがありません。軽いですし扱いやすいろ材だと思います。これは、水に沈むタイプです。


ロールフィルター


ロールブラシフィルターです。 形状から目詰まりするようなこともありません。比較的値段も安く、生物濾過にはとてもよいろ材だと思います。水槽には使いにくいので残念です。外のFRP水槽の濾過槽に入れています。結構、ゴミも取れるので(バクテリアの凝集作用によると思われる)、半物理濾過材のようなかんじでもありますね。お気に入りの一品です。

エフ・オー・ケー株式会社
ロールフィルター


ビニロックフィルター


定番中の定番ビニロックフィルターです。 目は荒いように見えますが、生物濾過槽用として使うにはもう少し荒いと良いと思います。結構汚れが溜まります。私の家の90cmガラス水槽の上部フィルターレイシーRF-90には、これが入れてあります。外のFRP水槽の濾過槽にも使用しているので、応用範囲が広いろ材といえるでしょう。ハサミやカッターでお好みの大きさに加工できるので便利です。


ウールマット


これも水槽飼育には定番のウールマットです。 定番なのですが、目が細かいので細かいゴミまで取れます。比較的糞の多い鯉の飼育では、すぐに目詰まりをおこします。そして、そこから水が腐敗するので、よほど頻繁に交換するか、洗うかしないといけません。そうしないと病気へ一直線です。鯉飼育では完全な物理濾過マットですね。生物濾過用には使えません。


エーハイムエコ用フィルター 粗目フィルターパッド


エーハイムエコ用の荒目スポンジフィルターです。細目タイプは上のウールマットと同じです。エーハイムの考えとしては、これは生物濾過のために使うようですが、鯉の飼育には、これでも、まだ目が細かすぎる気がします。事実上、物理濾過用になってしまうと思います。

エーハイムジャパン


リングろ材の大きさ

リング濾材の大きさの比較です。

アクアリストではないので、詳しいことはわかりませんが、
外部フィルターには、リングろ材が良く合う気がします。
自分で思い込んでいるだけのような〜。

リングろ材もあまり細かいと、鯉の場合、
目詰まりをおこします。(ろ材同士の隙間が少なくなるため)


バグハウスリング


バグハウスのリングろ材です。購入したのですが、また使用していません。かなり硬く、1kg入りの袋ごとフローリングの床に落としてしまいましたが、一つも割れませんでした。さわり心地は良い感じです。



業務用リングS


軽く水の通りのよいろ材です。業務用ろ材という名称でよく通販で売られている物です。外部フィルター(エーハイム製)にはこれが入れてあります。軽い分、もろく、欠けたり割れやすいですね。これはしょうがない部分かもしれません。
”1200℃で焼成、中性、効率の良い生物ろ過を行います。”がうたい文句。外径14mm


業務用リングSS


上の14mmの製品と同じで、径が違うだけです。
軽く水の通りのよいろ材です。外部フィルター(エーハイム製)の一部にこれが入れてあります。そろそろ以下の理由で変更しようかと思っています。外径が9mmと小さいため、ろ材間の隙間が少なくなり、鯉の場合は目詰まりを起こします。普段からの手入れの問題かもしれませんけど。
これも14mmと同じく、軽い分、もろく、欠けたり割れやすいですね。


マグネットフィルターS 20mm


これは、少し特殊な感じのフィルターです。ろ材といえるかどうかはわかりません。磁力がついており(400〜600ガウス)、複数をまとめて使用するようになっています。磁石ですので、ろ材同士がくっつきます。
理屈としては、水分子は水素結合しているため大きな塊となっているのを(見た目にはわかりません)、磁力の力でバラバラにして、水分子同士がくっついていない状態にしようという狙いがあります。昔からよくある考えで、魚の飼育以外でも良く聞きます。

理屈は良くわかるのですが、目に見えませんので本当に効果が出ているのかはわかりません。
我が家の90cmガラス水槽に使用しています。
結構重さがあるので(磁石ですからね)、その点は注意が必要です。

有限会社 林化成

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